Instagram活用についてタムタムデザインの田村さんと話す機会があり、その流れでtamtam7にて少し先生みたいな事をすることになったので、その時の話を記事にまとめてみます。

飲食店などに限らず、
「やっていることを知ってもらいたい」と思って
まずはSNSを始めるということは多いと思います。
その中での飲食店の活用ってなかなか難しいなと思います。

私自身、インスタは長くしていますが、
フォロワー数は4,000いってない程度なので、
理解しているかどうかは感覚でしかないので、
想像程度の話として見てもらえたらと思います。

そもそも撮影自体をどうする。

まずみなさんが気にするのはカメラやスマホの撮影方法です。
どんな事に気をつけて撮ればよいのかというところです。

インスタに限らずSNSやホームページ上の写真の質は高いにこしたことはないと思います。

理想はアルバイトや社員の中に当事者意識の高い、センスの良い方がいるのが理想ではあります。

しかしそんな事が全てのお店でおきているわけではないと思います。
そこで考えるのは
「お店に立つ人が、日常業務の中でできる更新」になると思います
理想としてはiPhoneなどのスマホでの撮影で形になるようにしていくことだと思います。

昨日は「普段お店に立つ方」に集まってもらい、
実際に店内で写真を撮り、
「気をつけて撮る点」を伝え、
ワークショップ形式で体験してもらいました。

一通り伝えて、フリーで撮っている間に私が撮った写真がこちら

この写真で気をつけた事
①縦のラインはすっきりとする
②何を伝えたいのかはシンプルに
③明るさを調整する
④仕上げで少し雰囲気を

縦のラインの件はいつもスマホ講座や写真教室でお伝えしているとこです。

対象物に対してカメラをまっすぐと向けると、
線はまっすぐになります。

写真の中での縦のラインがまっすぐだと、
写真を見ている方からするとすっきりとした写真のような印象を受けます。

縦スクロールの中ではこの縦ラインのすっきりさは個人的には大切だと思っています。

対象物をどの高さから撮るかを決めて、
その後でまっすぐにカメラをむけ、
構図をきめていくと良いのかもしれません。

もちろん見下ろして撮る時などは縦ラインを写らないようにすると良いと思います。

今回の写真は
iPhoneのポートレート機能を使って撮影し、
そのあとsnapseedで仕上げました。

なんとなく形になりますね。

縦ラインをすっきりとさせたあとで、
あとは対象物をどこにいれ、
空いているところに何を写していくかだと思います

こういう時に思うのは三脚ではないですが、
スマホを固定するものがあると一回一回画面をみながら確認して撮れるのかなと思います。

あとは
「お店にあった明るさ」を撮影時にイメージして撮るとよいのかなと思います。

そして上記を踏まえ、大切だなと思うのは
・できるだけお店の雰囲気を伝える
・アカウントのタイムラインの写真の雰囲気を統一
・全てを見せない
・伝えたい情報を視覚的に載せる

ま、ここでは一例で真正面から撮ることをあげました。
他に料理写真などは
真上から撮るのが一番簡単だと思います。
その時に光がどんな感じで料理に照らされているかです。
この点は人に聞くより、自分の目で色々と光を当ててみるといいと思います。
その時に「おっ いいかも」って思ったのは間違い無く良いものです。

ただ、いつも真上からとか真正面で良いわけでなく
時に斜めから撮らないといけない時が、
これが悩むんですよね。
基本は45°なんて言われますが、
これも目で見て良いなって思うところでいいと思います。
そしてこの時は真上以上に
「どこから光をあてるか」が大切になってきます。
基本は
「斜めの逆光」と言われています。
それと光源との距離感も大切になるんで
この辺は数をこなすしかない気がします。

って何もアドバイスになっていない 笑

誰に何を伝えるのか。

まずは撮影時のことを書きましたが。
私個人としてはここから書くことの方が大切だと思います。

「誰に何を伝え、その人にとってどう興味をもってもらえるものなのか」

ブランディングする時によく出てくる「ペルソナ」なんていうのもアカウントで設定しておくのはすごくフォローしやすい気がします。

例えば
・小倉北区住まい
・勤務地西小倉駅周辺
・38歳男性
・市役所勤務
・お店には来た事が数回ある
などのようにより細かく設定していっていいと思います。

その人が見るような情報などを想像し、
その人に伝わるような情報や写真に仕上げていくとわかりやすいのかなと

もしくはペルソナにせずにターゲットを選択するかです。
①今まで来た事ある人
②来たいと思いつつ来れていない人
③そもそもお店の事を知らない人
上記のターゲットをメンバーで共有することは非常に意味があると思います。

この上で一番考えないといけないのが
・見る人の知りたい情報なのか
・フォローしてくれている人のタイムラインに並べたい写真になっているか

図にするとこんな感じ。
この重なる部分の発信をすることが一番容易なことだと思います。

写真の力、デザインの力

さて、ここで考えるのは、
情報で興味もってもらえるならフォローしてもらえる。
それでは写真の質などはどんな力が?というところです。

写真の質が良ければ、
少し相手の知りたい事の外側の
こちらが知ってほしいことを伝えられると思っています。

もちろんフォローにつながるのもそうですし、
ブランド価値が上がるのかなと思います。

毎日、オープン情報とおすすめだけが並んでも
「見るのは行くだけで良いか」
と思ってしまうもの。

ここでの継続的にフォローしてもらう工夫としては
「プロとして見えているもの」などがあると
やはり情報として参考にしたいですし、
プロならではのスタイリングなども魅力的です。

お店の情報でありながら普段の生活に取り入れることのできるようなものが並ぶとすごく魅力的に思います。

もちろんここであげるのは
「私自身が知りたい事」であるので
みなさん一人ひとりタイムラインに求めるものを想像してみても効果的なような気がします。

ひとつ提案

先日の門司にあるツクリテにて開催した写真教室にて、
参加していただいた @raujika_rc さんと一緒にお皿の写真を撮ってみたのですが、これが予想以上によかったんです。

https://www.instagram.com/p/B9ojS4el4z4/?utm_source=ig_web_copy_link

上の写真を撮ったレンズは購入時についていた標準レンズでした。
しかし丁寧に撮ると世界観も作れるなと

そこで私がひとつ提案したいのが、
どんなものでも良いので、中古等で一眼を準備しませんか?という事。

その事をtamtam7でも伝えたく、
実験的に、中古市場で値段がほぼつかないカメラをもっていきました。
・EOS10D(2003年のデジカメ)
・24-70mm F3.5-5.6(おおよそ30年以上前のレンズ)
きっと上記であれば中古で買っても1万くらいで買えるセットだと思います

そんなカメラとレンズで撮ってみてどんな雰囲気になるのかを実験しました。

こんな写真が撮れれば、
少し情報以上に興味をもってもらえるのではないかなと思います。

この写真はレンズの望遠側を使ったのですが、
望遠側を使えばスマホ写真との違いが簡単にでるのではないかなと思っています。

もちろんiPhone11の望遠側の写真を撮ったことないので、
いずれ実験をしてみたいと思ってます。

今後もいろいろなお店の情報発信を見ながら、研究していきたいと思います。