少年ジャンプを見るといつも思い出す事がある。

私が中学生の時、
母親の帰りが遅い時に弁当を取りにいくお店があったんです。

そのお店には週刊ジャンプ、週刊サンデー、週刊マガジンがあって、
火曜日と木曜日に弁当を取りにいくのがすごく楽しみで、
最初は弁当取りいきついでに読んで帰っていたんです。

でもその内、その店主が
「持って帰ってゆっくり読み、
 朝、看板のところにひっかけてくれたらいいから」
なんて事になって、持って帰ることに。

そこから数年が経って、
高校生に上がった時、私の学校が本州に近い事もあって、
月曜日とジャンプ、水曜日にサンデーとマガジンが手に入る環境で、
ふと店主にこの事を言ったら
「それならその日に買ってきて、それだったら1日早く読めるでしょ?」
でも提案はこれだけでなくて、
「そのお題はお店で貯めておくから、何かの時に全部渡すね」って。

私にとってはすごく嬉しい提案でした。
買うけど、あとで返ってくるお金だし、
お店としても買うものだしということで

そこからしばらく、毎週ジャンプだけを買っていくことになったのです。

高校3年の夏で私がベルギーに留学することが決まった時に
店主から「そろそろだね」なんてことを言われ、
まとまったお金を渡され、
「いままで買ってきてくれてありがとうね。これが今までのお代だよ」って

私は数年間買っていたのですっかりその約束も忘れてしまっていたのですが、
本当に嬉しくて、この時の感情ってずっと残ってるなと

ここ最近やってる活動の「テイクアウトを撮る」って
この時のこの感情に近い感情なんだろうなと。
してもらったことをどうやって返すかというような感じ。

不思議なもので、
今この時になって、ジャンプを見て思い出した感情なんです。

自分のメモの為に書いてみました〜
以上!