東京の鋳物屋さん
さて、
いよいよ7日目のお昼手前
この記事もずっと作りたかった記事。
だって、
娘と二人の
この方、そしてこの会社にお邪魔できる日がくるなんて
想像もしてなくて
一人でも嬉しいんですが
やはりヒカリに「鋳物屋さん」を見せれることが嬉しくて。
なぜ鋳物に興味があるか
それは前に鋳物業を稼業としていたからです。
今は離れてしまいましたが
思い入れだけは強く
いつかは鋳物屋の力になりたいとも思っています
さ、そんな前置きは短めに
まずはこちらから
新人さんの背中が既にかっこいい。
他の方もこの背中撮られてることが多い気がします。
こちらは砂型を用いた鋳造、つまりそのままですが「砂型鋳造」
砂に作りたい製品の形を模写し
その中に溶けた金属を流し込むことを鋳造といいます
ちなみにその溶けた金属を流しこむことを「鋳込む」というんですね。
勉強になる〜
うそうそ
この木は砂型の枠。
この中に砂を込めるわけです。
こちらの方の背中もかっこいい。。。
細かい部分まで集中し
型を良い状態に保ち、造型
型を砂型から離型するさいは簡単にはできず
丁寧にしないと
製品部もしくは湯(溶けた金属)が流れる湯道が削られ、製品部に砂がはいることも
ちなみに
こちらの砂は非常に細かいです。
昔ながらの「羽二重砂」を使われているそうで
触ってると気持ちいですよ〜
そんな砂をヒカリに触ってもらい
一人感激。
あ〜鋳物砂を光が触ってる・・・
新しくできた加工場も見せてもらいました
加工場の名前は「鋳交Factory」
社員さんに考えてもらった名前だそうです。
愛を感じるな〜
ちなみに「鋳交Factory」の意味を伺ったところ、
創業以来、受け継いできた鋳物の技術と新たな機械が交わる工場
この工場をきっかけに生まれる、新たな交流。
人と人とが交わる工場。
そして、チャレンジを実現させてしっかりと世代交代を進める。
上記の思いを込めた名前だそうです
いいな〜
ストーリーがある名前。
新しい機械もいれて
稼働していました。
数年に一度こちらにお邪魔しているのですが
常に動いてる
常に挑戦している
だからこそすごく良い刺激になるし
何よりも次会う時に必ず良い報告がしたいと思うのです。
不思議なものでfacebookがあるから
進捗確認を行わなくても
身近にいる人のように話しができるんです。
ふと壁を見ると
お〜〜〜
佐藤さんの会社、サトウ化成さんのウレタンで
素敵なものができてる!!!
いいな〜
佐藤さんがこの記事に気づいて
作ってくれないかな・・・
なんて事をこっそりと書いてみたり。。。 笑
今からこの記事をfacebookのメッセージで送ってみよっと 笑
新しい工場の中には
前の工場の時からある設備も
これがまたいい。
ここに関してだけ
普通の工場好きのコメントです 笑
さて、
そろそろ湯が沸いたときいて・・・
あ、、
湯が沸いたっていうのもわかんない気が
電気や灯油、重油を使って金属を溶かすんですが
その金属が水のように溶けた状態を「湯が沸く」ということがあります。
もちろん会社ごと、業界ごとに違ったりするとは思います
ちなみに東日本金属さんは
都市ガスで溶解をおこなっているとのこと、
坩堝の周りを都市ガスの炎で雰囲気を作り、
そして溶かす。
ガスの量が多すぎると還元するし
酸素量が多すぎると酸化してしまうし
この溶解一つでも色々な考えがあるんです。
常に溶けた銅合金は酸素や酸素を吸収しよう吸収しようとしていて
ガス吸収をしすぎた銅合金は強度的な面や磨きの面での欠陥をもったりするのです
そこを抑えるためにガスの雰囲気を整え、
また酸素との触れる面を少なくするために木炭やワラ灰などで皮膜し、
酸化や還元化を防いだりします
ってこんな話をするのが久しぶりで楽しい 笑
銅合金は本当に奥が深くて面白いですよ
各元素によって性格が違って
良いところもあるし、悪いところもある。
合金なので、合わさった金属。
元々の銅の良さに、足りない要素を他の金属を混ぜてよりよい金属にするのが合金
決して不純物とかではないですよ。
ここ最近ではマグネシウム合金などがカメラ本体に使われたり
また蛇口のハンドル部は樹脂では質感がでないからと、亜鉛合金が使われたり
どんどんと変わる合金の世界がすごく好きです。
笑
なにここで工業のことを語ろうとしているのやら 笑
さ、話を戻しましょ 笑
このカップは坩堝カップ。
ちなみに黒煙でできてるカップなんです。
このカップに湯をいれて型に流し込む(鋳込み)んです。
すっごく耐熱性ありますよ〜
割れるとショックなんですけどね 笑
湯がわくまでに
出湯可能重量ぶんを作っているところです
あ〜
いつまでも撮っていたい
工場のいたるところに
こちらの工場で作ったものが隠れています。
気分は隠れミッキーのようなワクワク感
この日は時間の都合で
鋳込作業まで見れなかったので
是非またヒカリと伺って実際に作業を見させてもらいたいなと思ってます
ヒカリの目がキラキラ
少しは興味持ってくれたかな〜
どんな刺激になったのかはわかりませんが
工場を身近に感じていてほしいです
工場で働かなくていいですが、
工場に関係する仕事にはついてほしいなと
多くを知って、
多くの繋がりをつくり
その中でどう働くのか
その刺激になればなと思っています
最後に、
今回ずっとつきあってくれていた小林さんと一枚。
本当にこの繋がりに感謝です。
また来ます!!!
–今回お邪魔した会社さん–
東日本金属株式会社
HP:http://higashinihonkinzoku.com
住所:東京都墨田区立花2丁目6−4
TEL:03-3618-2477
*ホームページがかっこいいですよ!
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